糖尿病と合併症の検査徹底解説-基礎編

糖尿病と合併症の検査徹底解説-基礎編

糖尿病と診断されたら、経過を確認するために定期的な検査を受ける必要があります。しかし、定期的に受けている検査の結果に出る数値をきちんと見ている方は実は少ないといわれています。糖尿病の検査結果は、数値の意味が把握し指標にすることで治療を行いやすいようにできます。
そこで今回は、糖尿病検査で意味を把握しておきたい検査内容と重要な項目をご紹介します。

糖尿病の検査内容

基本的な糖尿病検査の内容は以下の通りです。

1.問診
糖尿病検査は、問診から始まって問診で終わります。問診では、年齢・身長・体重を聞かれて生育歴なども詳しく医師から聞かれます。普段の生活習慣についても聞かれるので、喫煙や飲酒の習慣があるか、身内に糖尿病患者はいるかなど答えます。また、場合によって普段の食事を作っている方が誰なのかと、私生活に踏み込んだ内容を聞かれることもあります。
他にも、糖尿病の初期症状が出ているか確認するために、体重の増減、口の渇き、めまい、尿の回数なども聞かれます。最近、体にちょっとした異変があったというのなら、必ず問診のときに医師へ伝えるようにしましょう。ちょっとした変化でも病気が隠れている可能性があるので、医師にとって大事な情報源になります。

2.尿糖検査
尿糖検査は、尿の中にある糖分を調べる検査です。簡単な検査なので、結果の精度が低いのがデメリットとしてあげられます。例えば、尿糖の検査結果に(+)と出ても、糖尿病ではない可能性があります。反対に尿糖の検査結果に(-)と出たのに糖尿病である可能性もあります。こういったことから尿糖検査は、参考程度に行う検査と認識し、精密に結果を出すのなら血液検査を行う必要があります。

3.ブドウ糖負荷試験
ブドウ糖負荷試験は、75gの砂糖水を飲んで血糖値がどれほど変化するのか確認する検査です。砂糖水でブドウ糖を摂取してから、2時間後に採血します。2時間後に採血する理由は、食べたものが半分ぐらい腸に移動するタイミングで最も血糖値が高くなる時間帯だからです。食後から2時間経ったときに血糖値が急上昇するタイプの糖尿病の診断には有効です。しかし、食後に血糖値があまり上がらないタイプの糖尿病の場合だと診断しづらいとされています。

必ず確認したい重要な検査項目

糖尿病検査を行ったときに必ず確認すべき項目があります。重要な項目は、以下の通りです。

1.血糖値検査
血糖値とは、血液の中にある糖の量を表す数値です。血液中の糖は、体を動かすために必要なエネルギーとなるので生きていくために必要です。しかし、インスリンが不足しているなどの原因により、糖が血液中に残ったままだと細胞に取り込むことができず、エネルギーとして使えなくなります。その結果、血管に糖がどんどん張りついていき、傷がつきやすくなります。傷がたくさんついた血管のある体は、疲れやすくなったり、だるさが出てきたりして生活に支障が出ます。
生活に支障が出るほど血管に異常があるのなら、糖尿病が発症しているまたは悪化している可能性が高くなります。そのため、血糖値検査で血液の中にどれだけ糖が残っているのか調べて糖尿病の進行具合を確認します。そうすることで、今の状態に合わせた治療を行えるようになります。
血糖値検査を行うときは、食事すると血糖値が変動するので朝食を抜いた状態で採血します。空腹時の血糖値の基準値は、正常の数値が110mg/dl以下、境界型の数値が110~125mg/dl、糖尿病型の数値が126mg/dl以上です。境界型とは、正常型にも糖尿病型にも当てはまらない数値のことを指します。どれに当てはまるかによって医師からの指導や治療が変動します。

2.HbA1c
HbA1cは、糖尿病の指標として扱われているほど重要な項目です。HbA1cとは、血液の中にある赤血球とブドウ糖と結合しているものの割合を示す数値です。赤血球の寿命が2カ月~3カ月ほどなので、HbA1cの数値は赤血球が生きている1カ月~2カ月の血糖状態を反映することができます。
1カ月~2カ月の血糖状態を把握できることから、食事療法や運動療法による治療効果の指標になるので糖尿病検査に必ず含まれている検査です。
HbA1cが1%上昇したら血糖値は30mg/dl上昇するといわれています。HbA1cの基準値(JDS)は、正常で5.8%以下になりこれ以上高くなると、治療の目標として6.5%以下を目指します。やや高いHbA1cは6.6%~となり、コントロールができない状態の数値は8.0%~とされています。

3.グリコアルブミン(GA)
グリコアルブミンは、HbA1cと同様に血液の中にあるブドウ糖の割合をパーセンテージで表した数値です。アルブミンは、20日前後で半減期を迎えるので赤血球の寿命である2カ月~3カ月よりも短命です。そのため、HbA1cだと1カ月~2カ月の血糖状態を表していることに対して、グリコアルブミンは1週間~2週間の血糖状態を表します。
グリコアルブミンは、2009年に日本赤十字社の献血のときに追加された項目です。次世代の検査として今後は、どんどん目にする機会が増えてくるといわれています。基準値は、正常で16.0%以下です。

糖尿病と闘うために必要な知識

これまでご紹介してきた内容は、糖尿病の治療にとって基本的な検査と重要となる項目です。何も分からなければ、糖尿病の検査を受けることや検査結果を聞くことに対して不安を感じるかもしれません。しかし、検査結果の数値ほど今の自分の体の状態を正確に映し出してくれるものはないといえます。現時点の体の状態を把握するためにも、検査内容や項目について知った上でしっかりと検査を受けることが大切です。

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