糖尿病−家族や周りのサポートについて − その1

糖尿病−家族や周りのサポートについて − その1

「2012年国民健康・栄養調査結果」によると、現在、糖尿病と糖尿病予備群の合計は2,050万人。
今や糖尿病は、国民の5人に1人が該当するというごく身近な病気です。

糖尿病という病気は、食事療法や運動療法などが治療の鍵となるため、日々の生活と密接に関わりがあります。
したがって、家庭内に「糖尿病」の人がいる家族の場合、患者本人だけでなく家族も大きく影響を受けます。

でも、家族だけではありません、友人、同僚……。彼らのサポートなくしては、治療が成功するとは言いがたいのです。

今回のテーマは、「糖尿病に対する家族や周りのサポートについて」

「こんなふうにしてもらって嬉しかった」あるいは「もっとこうして欲しかった」など、患者目線での思いはもちろんのこと、「どうやって接したらいいのだろう」とか、「どんなふうに声をかけたらいいのかな」といった周囲の人々の目線についても、それぞれの立場で考えていきます!

※「糖尿病と闘う」とは、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせて、医師の指導のもとで、糖尿病が悪化しないように真剣に取り組むことを意味します。
特定の食品が糖尿病に効くことを示唆するものではありません。

※ご紹介する声は、特定の食品が疾病に効くことを示唆するものではありません。あくまでも、読者の皆さまが医師の指導のもとで食事療法・運動療法・薬物療法に取り組まれた結果です。

患者と周囲の人の関係 ─ 患者の思い

「この病気のつらさは、なった人じゃなきゃわからない」そう思いますよね。
特に身近な存在である家族に対しては、感謝を持ちながらも、反面疑問に思うことも多いようです。

ここでは、まず患者本人の周囲に対する声を集めてみました。あなたも思い当たることがあるかも。

Sさん(女性・43歳)
「夜間目が覚めて、水を飲みに階下に降りたら両親がさっと何かを隠す仕草をしました。様子からして、何かを食べようとしていたんでしょうね。ショックでした。私に対する気遣いだとは思いますが、正直言って、以前から私に隠れて何かを食べていたと思うと、両親に対する信頼が一気に失われてしまいました。別に気にしないから食べてくれればいいのに。隠されるほうがつらいです。もう、相談しようという気持ちもなくなりました」

Sさんのケースは、「食べているところを見たら欲しくなってしまうから」という家族の気遣いによるものでしょう。
しかし、「隠れて食べる」という行為は、Sさんの言うとおり大きな心理的距離を感じさせるものです。傷ついて当然。
このような経験をした方も結構いるのではないかと思います。


Mさん(男性・52歳)

「若い頃は、バリバリの体育会系の人間だったので連日連夜飲み歩き、後輩にはおごりまくっていました。そんな自分が糖尿病だとは気づかれたくないんです。だから、理由をつけて宴席を断るようになりました。
血糖測定やインスリン注射をしている姿を、他人に見られたくない。食事はもちろんですが、旅行などにもいけなくなりました。病気を知られるのが恥ずかしいという気持ちがあるんでしょうかね」

Mさんの意見に納得される男性は、多いのではないでしょうか。家族はともかく、職場の人や知人には絶対に知られたくないと考える男性は少なくないようです。
「言ってしまえば楽になる」と思いながらも、公表できないために周囲との軋轢(あつれき)にさらされ、フラストレーションを抱えている人は意外なほどたくさんいらっしゃいます。

Aさん(男性・34歳)
「この病気になってはじめて、妻のありがたみがわかりました。カロリーコントロールされた夕食や、美味しくて糖質の少ない弁当など、よく工夫してくれていると思います。反面、どうにも監視されているように感じる時があって。
先日、旅行に出かけた際に、『ちょっと一杯だけ』と言ったら、『えっ?!飲むの?』と言われてしまいました。『今日はごちそうも食べるんだから、お酒は控えて』とまで言われて、楽しい気分が台無しになりましたよ。こんなときくらい少々羽目をはずしたいというのに……。窮屈で仕方ないです。まるで自己管理ができていないように、子供みたいに扱われてるんです」

Aさんのお話も、身につまされるものがありますね。「自分のためを思ってやってくれているのはわかるけど、放っておいてくれないか」そう言いたくなるとき、ありますよね。
相手が正論を言っているだけに、こちらは何も言えなくなってしまうというつらさがあります。

患者と周囲の人の関係 ─ 家族の思い

以上三人のお話、どれも「ほんと、そうだよな!」と思わされるものですよね。「つくづく患者は大変だよ!」と思う方もいるかも。

では、ここで視点を変えて家族や周囲の人の意見も聞いてみましょう。意外なコメントに驚かれる方も多いはずです。

Kさん(糖尿病患者の母親・59歳)
「正直、もう息子に料理を作り続ける自身がありません。何を作っても、『味がうすい』だの、『食べた気がしない』だの言われて…。白米ばかり食べるので、こんにゃくをみじん切りにしてごはんのかさを増やそうとしたら、『なんだこれ、こんなの食事じゃないだろう』と言われて。
砂糖や調味料をたっぷり使って美味しい料理を作るのは簡単です。限られた材料とカロリー制限の中で、できるだけ美味しいものを作ろうと心を込めてやっているのに。堂々と『今日は外で食べてきた』と言われると、『私は何をやってるんだろう』と溜息をつきたくなります」

Kさんは、糖尿病の息子さんのために食事療法を心がけていますが、肝心の息子本人がその気でないことにストレスを感じているようです。たしかに、文句ばかり言われては作る気がなくなるのも当然ですよね。


Oさん(糖尿病患者の妻・53歳)

「家計の負担を強く感じています。毎月の通院費・薬代はもちろんですが、家族と夫の食事を別にしているため、食費もかさみます。
また、高額な生命保険も毎月払わなくてはいけません。夫自身、体調が悪い日や通院の日は、会社を休むことがあり、仕事が思うようにできないようです。『クビになったらどうしよう』と言っています。
経済的負担がここまで大きいと、将来が不安でたまらなくて。『夫が動けなくなったら私が働かなくては』と思いますが、では代わりに誰が家事をやるのかと。夫の前では明るく振る舞っていますが、将来のことを考えると暗い気持ちになります」

Oさんの健気なコメントに胸がつまる思いをする方もいるかもしれません。たしかに、経済的な問題は避けては通れませんよね。
夫の前では気丈に振る舞いながらも、1人になると必死に節約している姿が目に浮かびます。

今回のまとめ

いかがでしたか。立場こそ違えど、共通しているのは誰もが思いや言いたいことを抱えながらも、それを口にすることができず、互いにフラストレーションをためている点。

関係をもっとよりよくしたいと願いながらもそれがかなわない現実。このままでいいのでしょうか?

病気のせいで、大切な家族・友人と距離ができてしまっていいのでしょうか?

次回は、「どうすれば、周囲の人や家族とうまくやっていくことができるのか」についてさらに一歩踏み込みます。

今までなかなか本音を話せなかったという患者の方、家族の方、必見です!

・患者には患者の、家族には家族それぞれの思いがある

・思いを口に出せないために、かえって相手を傷つけていることがある

・相手とうまくやっていきたいという気持ちをうまく伝えらていない

→ 関連項目 糖尿病の方のメンタルケア-その①

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