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糖尿病の方のメンタルケア−その

いうまでもなく現代社会はストレス社会。総理府の調査によれば、日本国民全体の55%の人が「精神的疲労やストレスを感じている」といいます。

また、近年になって、過度のストレスがさまざまな健康被害をもたらすことが知られてきました。もちろん、糖尿病を患う身にとっても、ストレスは深刻な問題。

なぜかというと、糖尿病とストレスの間には密接な関係があるからです。

糖尿病患者の心と実情

「糖尿病とこれからずっと付き合っていくことを考えると憂鬱になる」

「つい食べ過ぎてしまった日には、罪悪感や不安感を覚える」

「糖尿病の治療そのものに疲れてしまった」等々。

病気と向き合う上で、このような負の感情は明らかにストレスといえるでしょう。

それだけでなく、病院で医師の診察を受けているときでもストレスを感じる、という方も少なくないようです。

「このまま血糖値が下がらないと、合併症を招きますよ」

「とにかく食事と血糖値に気をつけて」

「普段から体を動かし、運動を心がけて」

などの医師からのアドバイスも、杓子定規的に感じられて、

「またか……」

と気が重くなってしまうことも。

もちろん、医師も「ストレスを溜め込まないように」とは言ってくれますが、具体策は示されないことが多いものです。

「じゃあ、一体どうしたらいいんだ?」と頭を抱えてしまいうこともあるのではないでしょうか。

かくして、糖尿病の治療は、「こころ」の部分が置き去りにされたまま、あるしゅ機械的に進められます。

どうですか、思い当たることがありますか?

糖尿病とストレスの具体的な関係

「ストレス性の糖尿病」をご存知ですか?

生活習慣に問題はないのに、過度のストレスによって糖尿病を発症してしまう……それがストレス性の糖尿病です。

詳しいことは後述しますが、ストレスを常に感じていると、それに伴い血糖値も上昇します。この状態が続くと、血中のブドウ糖を処理しなければいけないため、膵臓にあるインスリンを生成するβ細胞(ベータさいぼう)はフル稼働してインスリンを作ります。

しかし、あまりにもストレスが長引くと、β細胞は疲弊してインスリンの分泌量が減ってきます。さらに酷使するとβ細胞は徐々に死んで行き、インスリン自体が自分の体では作れなくなってしまいます。

これがストレス性糖尿病です。

ストレスが引き金を引いて、糖尿病に至らせるわけです。

つまり、どんなに健康な人でも、ストレスを溜め込みすぎると糖尿病になってしまう危険があるのです。

では、もともと糖尿病を抱えた人がさらにストレスにさらされたらどうなるでしょう?

結果は容易に想像ができますよね。

なぜストレスで糖尿病が悪化するのか、具体的にみていきましょう。

そもそもストレスとは、医学的に言うと、「なんらかの刺激が体に加えられた結果、体が示したゆがみや変調」のこと。その元となる刺激を「ストレッサー」といいます。

ストレッサーは、ストレスとなる原因を指します。どのような種類(物理的・生理的・心理的)のストレッサーであっても、とにかくストレスを受けると人間の体はそれに対応しようとします。

例えば、あなたは水泳が趣味で、毎日プールで500m泳ぐことが日課だったとしましょう。足を骨折しドクターストップがかかると、骨折した足という物理的なストレスとともに、「泳ぎたいのに泳げない」という精神的なストレスが加わることになります。

この状態が長く続くと、アドレナリン、グルカゴン、副腎皮質ホルモンといったホルモンが分泌されます。これらのホルモンは、ストレス状況にある体が立ち向かえるよう、神経と筋肉の動きをよくするために放出されるものです。

ストレッサーと戦えるようになるのはいいのですが、困ったことにこれらのホルモンは、血糖を上げる作用も有しています。さらに悪いことに、インスリンのような血糖を下げるホルモンに対しても、体の反応が鈍くなります(インスリン抵抗性)。なぜかというと、せっかく危機を感じて血糖を上げたのに、それを下げられては困るからです。

このプロセス自体は正常であり、必要なものです。しかしストレスを感じ続け、このプロセスが働き続けると、結果として血糖値は上昇し続けてしまいます。血糖値を正常に保つことが鍵を握る糖尿病の治療において、これは大問題です。

世の中には糖尿病の治療が順調な人と、うまくいかず停滞してしまっている人がいます。この違いは、体質、医師との相性、進行状況などにもよるでしょう。しかし決してそれだけが原因ではありません。

上手なストレス管理ができているかということも大きな一因となっています。

医師の間では一般論として、あるストレスがかかったときに、あせらずに問題の本質を把握して解決の糸口を冷静に探そうとする人は、イライラして感情的に反応する人よりも血糖状態が良い傾向があると考えられています。そう、ストレスコントロールは血糖の状態に直結するんですね。

普段の仕事・生活で生まれる一般的なストレスに加えて、食事制限で好きなものが食べられない不満、定期的な通院(あるいは入院)によって生活が縛られる不便、病気と長く付き合っていかなければならない不安など。

健康な人よりも「不」の多い生活を強いられるという大変な状況。その中で、糖尿病患者にとってストレスをできるだけ減らして心を穏やかにすることは一つの重要な「治療」といえます。

ストレスとは主観的なものであって、万人に通用するストレスの解消法というものが存在しません。例えば運動はストレス解消にいいとよくいわれますが、体を動かすのが苦手な人にとっては苦痛でしかないですよね。

まずは自分にあったメンタルケアの方法を探すことが大切!

次回はその点をご一緒に考えていきましょう。


今回のまとめ

・糖尿病にストレスは大敵。しかし糖尿病患者にはストレスが多い

・ストレスを産み出すものをストレッサーという

・数値の推移を見て治療を行う病気ゆえに、メンタルケアとしての治療が重要視されない場合が多い

・ストレスを感じると血糖値が上昇する

糖尿病とストレスの関係について、ご理解いただけたでしょうか。

糖尿病を患った方なら誰しもが直面するストレス。
「たかがストレス」と思わずに、治療の成否を握る鍵と認識するべきでしょう。

ストレスコントロールを制するものは、糖尿を制する!と言いたいですね。


【ギモンに思われたことはありませんか?】

食事制限や運動などを頑張っていても、なかなか数値が下がらないと悩んでおられる方は
多いのです。

どうして、なかなか改善しないのでしょうか。

実は、それには深〜い訳があるのです。

その訳とは何でしょうか?

それは実は、糖尿病の本当の原因は、単に食事の摂り過ぎや、運動不足だけではないからです。

えっ!?
じゃあ、何が原因なの?

そのことは、よろしければ次のお話から調べてみてください。

 


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