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糖尿病─脳梗塞と心筋梗塞−その1

「心筋梗塞(しんきんこうそく)」と「脳梗塞(のうこうそく)」
この2つ、聞いたことがある人も多いはず。突然発症し、数時間のうちに命を奪ってしまうことすらあることでも知られていますね。 心筋梗塞は心臓の血管が、脳梗塞は脳の血管が突然つまってしまうことで、血液の流れが絶たれてしまい、最悪死に至ると言われています。これが、いま増えているんです!!

推定患者数は約100万人弱といわれ、そのうちなんと年間7万もの人が死亡するとも。しかも、糖尿病がある人はさらにリスクが上がるというから放っておけませんよね。
今回は、命を奪いかねない心筋梗塞・脳梗塞と糖尿病のキケンな関係について、緊急クローズアップです!

危険な合併症脳梗塞と心筋梗塞

皆さんご存知のように、脳梗塞・心筋梗塞は病気は突然起こり、ときとして命を奪います。

また運良く命が助かったとしても半身麻痺などが生涯に渡り残ってしまうこともある非常に恐ろしい病気。これが糖尿病を患っていると、そうでない人に比べて2〜3倍も発病率が高くなると言われているんです!

日本よりも糖尿病患者の数が多いアメリカにおいては、全糖尿病患者のうちおよそ7割がこれらの病気で亡くなるというから驚きです。

それ以外にも、脳梗塞になった人の約半数、心筋梗塞になった人の約3分の1の人が、糖尿病を患っているという研究もあるほど。

うーん……、糖尿病と脳梗塞・心筋梗塞の関係は、思っている以上に根が深そうですね。

「アメリカのデータばかりだぞ」とお叱りを受けそうですが、国内でも似たような結果が出ているのです。2型糖尿病患者約90万3500人分のデータを対象にした研究によると、これまでに重症の低血糖発作を起こした人は起こさない人と比べて、脳梗塞・心筋梗塞のリスクが約2倍も高くなるそうです。

重症の低血糖発作を起こす方のほとんどがインスリン投与の量やタイミングによるものと考えられますから、血糖が十分にコントロールされていない状況はかなりキケンだと言えそうです。

糖尿だと、なぜ脳梗塞・心筋梗塞になりやすいの?

尿病があると、脳梗塞・心筋梗塞のリスクがグーン!と上がることは分かりました。

ではなぜ、糖尿病になるとこれらの病気のリスクが高まるのでしょう?

その答えは、「動脈硬化」にありました。

動脈硬化というのは血管が硬くなってしまう病気です。そう、糖尿病が別名「血管病」と言われるのと同じように、脳梗塞・心筋梗塞もまた「血管病」と言われています。

病気こそ違えど、この2つは血管を傷つけるという点でまったく同じなのです。

糖尿病を語る上で、血管のお話は欠かせません。少しばかり難しい話になりますが、血管についてここで説明させて下さいね。

まず人間の体には縦横無尽に血管が走っていますが、これらのうち動脈は伸縮性のあるチューブのような構造をしています。健康な動脈は、例えるなら「茹でたてのマカロニ」。

ぷにぷにと柔らかく弾力に富んだ組織でできているのです。仮にこのマカロニのような動脈をスパっと切り落としたとしましょう。

その断面を見ると、内側から内膜、中膜、外膜の三つの層からなっていることがわかります。

動脈硬化は、この一番内側の内膜の部分にびっしりとコレステロールが沈着することによって起こるのです。

コレステロールと言うのは、言わば油を含むさまざまな体の老廃物ですが、これらはちょうど、どろどろとしたおかゆのようになって血液中を浮遊しているのです。

どろりとしていますから、血管が凹んでいるところや曲がっているところなどにひっかかります。そして、年月をかけてどんどんその場所に溜まっていくのです。

そうなれば当然、血管の壁はコレステロールで厚ぼったくなり、血液の通り道が狭くなってしまいますね。

それでも血液が流れているうちはいいのですが、いずれ通り道を完全に塞いでしまい、血液の流れをせき止める栓のようになってしまいます。これを血液の栓、すなわち血栓(けっせん)といいます。

コレステロールによって作られた血栓によって血流がせき止められると、その先の細胞へは酸素や栄養が一切届かないので、間もなく死んでしまいます。これが「梗塞」です。

ちなみに、この血栓は何かのきっかけで内膜から剥がれ落ちてしまうこともあります。その場合は血流に押し出されてしまいますが、動脈は心臓や脳に向かって流れていますから、今度はその先にある心臓や脳の流れをせき止めてしまう事になるのです。これが、心筋梗塞や脳梗塞です。

梗塞の中でも、特に脳梗塞・心筋梗塞が死に直結する理由はなんだと思いますか?

それは、脳と心臓の細胞は一度死んでしまうと二度と再生しないこと。脳の細胞は数分、心臓の細胞は10数分の間、血流が止まっただけであっさりと死んでしまいます。

その後に血栓が取り除かれ再びもとの状態に戻ったとしたとしても二度と戻ることがないのです。

本当に恐ろしいですよね。この「血栓」がいかに生命を左右する存在であるか分かりますよね。

そもそも血栓の根源であるコレステロールは、もとは油ですから水に溶けません。そのため血液中では、組織と交じり合うために水に溶ける蛋白質と結びついています。

そのような状態で血液中を浮遊しているコレステロールですが、もう一つ血管内を同じように浮遊しているものがあります。そう、ブドウ糖です。

高血糖が続くと、当然このブドウ糖も多くなりますから、ある時このコレステロールとブドウ糖が血管内で出会ってしまうわけです。これぞ、史上最悪の出会い!!

出会ったコレステロールとブドウ糖は、そのまますれ違えばいいのにそんなことはしません。あたかも、悪友が悪友を好んで仲間にするようにぴったりとくっつき、一緒につるんでしまうんですね。

そこで出来上がるのが「最悪のコレステロール」。もともとのコレステロールよりも硬さや粘着性がまし、より血管の内膜にひっつきやすくなってしまうのです。

この「最悪の出会い」から生まれた「最悪のコレステロール」は、血管の内壁に著しくへばりつき、あっと言う間に動脈硬化を加速させてしまうのです。

なんと恐ろしいことでしょう……。

今回のまとめ

脳梗塞・心筋梗塞の発作は別名、「最初にして最後の発作」とも言われています。そのココロは、「一度目の発作で亡くなってしまって次がないから」

なんとも恐ろしい話ですが、我々はその一撃から身を守らなくてはいけません!

次回は、脳梗塞・心筋梗塞のリスクを低減させるコツについて徹底的にお話していきます。




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