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糖尿病と合併症の検査を徹底解説!

糖尿病をわずらったその瞬間から誰も避けることのできないのが、各種検査。
HbA1cやグリコアルブミン検査は、最近の血糖状態までわかるため、治療がうまくいっているかどうかの指標にもなります。そう、糖尿病の治療って検査と二人三脚で進んでいくものなんですね。
もちろん、合併症の早期発見の要になるのもこの検査。
合い言葉は、「検査を制するものは、合併症を制す」
気になる合併症を「絶対」防ぐための、検査はコレしかない! では、どうぞご覧ください!

糖尿病性網膜症と神経障害を防ぐための検査とは?

■糖尿病性網膜症を防ぐ!!

いまや、糖尿病に失明のリスクがあることを知らない人はいません。糖尿病性網膜症による失明者は年間約3000人おり、毎年増加しています。

理由は、早期発見の遅れ。大切な瞳を糖尿病から守る方法は、いち早い発見しかないのです。

●眼底(がんてい)検査

失明を防ぐ方法は、眼底検査に始まり眼底検査に終わるといっても過言ではありません。眼底とは、眼球における最も奥の部分。目から入ってきた光が突き当たる一番奥の部分です。眼底検査では瞳孔を開かせる必要があるため、散瞳薬という目薬をさしてから検査を行います。

眼底に毛細血管や出血などがあると網膜症が疑われます。検査は、痛みは伴わず時間は左右で10分程度。注意点は、終了後1〜2時間は瞳孔が開いたままになることです。光がまぶしく感じられるため、物が見づらくなります。検査後は車の運転やパソコン操作などの目を酷使する作業は控えましょう。

○糖尿病歴7年Cさんの「一口感想」

コンタクトレンズの調整で3年ぶりに眼科に行ったとき、眼底検査で偶然初期の網膜症が見つかりました。先生には、「あと半年ほうっておいたら危なかった」と言われ、背中がヒヤリ。

わたしの場合はHbA1cの数値が良好だったので、まさか目がやられるとは思っていませんでした。はっきり言います、「自覚症状はゼロ」。失明しないためには、とにかく定期検査しかないって分かりました。

■糖尿病性神経障害を防ぐ!!

手や足には熱さ・冷たさなどを感じ取る「知覚神経」と、体の動きをつかさどる「運動神経」とがあります。これらの神経の機能が低下するのが神経障害です。

神経に障害をきたすため、手足のしびれや痛み、感覚の鈍麻などを感じるようになります。インポテンツはもちろんのこと、ひどくなるとシャワーを浴びることができないほどの激痛が走ったりします。また、足の壊疽の原因にもなりますよ。ちなみに専門は、神経内科になります。

●腱反射検査

子どもの頃やりませんでしたか?ひざ小僧の下やアキレス腱を叩いて筋肉をピクッと動かす遊び。腱反射検査は、全く同じことを行う検査です。叩いた時に、膝下が跳ね上がらなかったり、アキレス腱をたたいた時に足の筋肉が反射的に収縮しなかったりするなど、反応がない場合は、神経障害が生じている可能性大です。

●神経伝導速度検査

手や足の先に電極を貼り付け微弱な電流を流し、神経伝達が正常であるかを調べる検査です。感電させられると思うとコワイですが、刺激は「少しチクチクするかな」という程度なので大丈夫。ペースメーカーを体内に入れている場合は、受けられませんのでご注意を!

○糖尿病歴11年Kさんの「一口感想」

恥ずかしい話ですが、インポテンツの相談に行った時に医者から神経伝達速度検査を受けるように言われました。結果は、糖尿病性神経障害によるインポテンツ。私自身、合併症には気をつけていたので、眼底検査や腎機能検査は半年に一回受けていたんです。

でも神経障害って良く分からないし、あまり気にしていませんでした。まさかインポテンツが症状だったとは・・・。知らぬ間に進んでいたんですね。今後はシッカリ定期健診を受けるつもりです。

糖尿病性腎症を防ぐ検査とは?

■糖尿病性腎症を防ぐ!!

現在、糖尿病性腎症は人工透析を要する病気の第一位。血糖が高い状態が長い間続くと、腎臓の構成要素である毛細血管がダメージを受けてしまい、やがて「腎不全」になってしまいます。第2期までに見つけることができれば、前段階に戻せますが、第3期になってしまうと悪化させないことはできても、戻すことが二度とできなくなります。

第2期(早期腎症)までに発見できるかどうか・・・すべてはそこにかかっているのです。

●尿素窒素(BUN)

検診などでもおなじみの検査、尿素窒素(BUN)。尿素窒素は、尿の中に含まれる窒素という成分です。腎臓がダメージを受けると尿をうまく作れなくなります。すると、尿の成分が体の中にたまるため、尿素窒素も体内にたまっていくことになります。

☆基準値

正常範囲は8〜21mg/dl。
40mg/dlを超えたら腎不全が疑われます。
100mg/dl以上になったらかなりキケンな状態です。

●尿中アルブミンの濃度

アルブミンはたんぱく質の一つですが、腎臓のろ過機能が低下するとアルブミンが尿の中に流れ出てしまいます。BUNは一般的な検診でも用いられるメジャーな腎機能検査ですが、尿中アルブミン検査は微量のアルブミンを検出できるので、より早期発見に適しています。

☆基準値

夜間尿‥10μg/分以上
24時間尿‥15μg/分以上
昼間尿‥20μg/分以上

●血中クレアチニン(Cr)

尿が血液をろ過したものであるのは、ご存知の通り。クレアチニンは血液中の老廃物の一種で、尿と共に排出されるものです。

しかし、腎機能が低下すると尿として排出されなくなり、血液中に蓄積されてしまうのです。

尿中アルブミンが、初期の腎機能障害の発見に有効なのに対して、こちらはもう少し進んで初期から中期、後期の腎障害の状態を調べるための検査です。

ちなみに、クレアチニンには血中と尿中がありますが、先ほどの説明の通り腎機能が低下すると、血中の量は上昇し、尿中の量は低下します。正反対なので間違えないようご注意を!

☆基準値

・血清クレアチニン値0.6〜1.2mg/dl
(8.0mg/dl以上だと人工透析が必要)

・尿中クレアチニン濃度70〜120mg/min

○糖尿病歴14年Sさんの「一口感想」

先月、糖尿14周年を迎えました。仲間達がつぎつぎと透析を始めていく中で、私の腎臓がポンコツながら頑張っているのは、ひとえに定期検査のおかげです。少しでも蛋白が出たら、厳しい食事制限をしてなんとか頑張るんです。

数字が悪いときは先生にお願いして2週間に1度検査していたときもありました。数字を見ると危機感が湧くんですね。自分の体は自分で管理して守っていくって、そう決めてるんです。

今回のまとめ

世の中には避けられないことというのがあります。反対に、避けられることがあるとするなら、
それは我々を悩ます合併症のことなのかもしれません。

一口感想を話してくれた3人の方も合併症を免れることができています。

検査を制する者は合併症を制する!

しっかりと検査をして、合併症を未然に防いでまいりましょう!

・網膜症は進行するまで気づかない。半年に一度は眼科へ

・インポテンツや手足の痺れ。神経障害は知らぬ間に進んでいる

・神経障害を専門的に調べる場合は、神経内科へ

・尿中アルブミン検査は、初期の腎障害の早期発見に有効

・尿蛋白検査は、補助程度と心得よう




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