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糖尿病−失明を防ぐために−その2

前回は、知らないうちに忍び寄っている糖尿病網膜症についてお話しました。
今回は、それをどうやって防いでいこうかというお話です。

「己を知り、相手を知れば百戦危うからず」とは孫子の有名な言葉ですが、糖尿病治療も全く同じです。自分の病状を知り、網膜症の正体を知ることが何よりの武器になるのです。


失明を防ぐためにできること 1

■失明に関するありがちな誤解

失明を防ぐには、まずは正しい情報を得ることから始まります。

意外と、誤解している4つのことについてまとめてみました。

誤解その1

×「糖尿病と言われたが、まだまだ若いから失明の心配はない」

→○糖尿病網膜症は、若い方ほど進行が早いことが分かっています、特に40代以下の方は高リスクと考え
たほうがいいでしょう。10年かからずに発症する場合もあります。

誤解その2

×「糖尿病だけど、血糖コントロールが出来ているから失明の心配はない」

→○血糖コントロールが良いに越したことはありません。ただし、網膜症の発症は長年の蓄積によるため、いまの血糖値が良くても安心は禁物。注意したいのが、腎症の悪化で血糖が下がっている場合。数値上の血糖は下がっていても毛
細血管を始めとする網膜のダメージは進んでいると考えたほうがよさそう。

誤解その3

×「糖尿病と言われたが、視力が良いので大丈夫」

→○視力の良さと網膜症は無関係です。病状がかなり進行しても視力は下がらない方がほとんどです、視力が下がった時には手遅れということも。

誤解その4

×「レーザー光凝固をやれば視力が戻るから大丈夫」

→○レーザー治療は、視力を回復するものではありません。今より悪化しない目的のために行うので、必ずしも視力や視界の範囲がよくなるわけではないのです。

いかがでしょう?

よく誤解されている点ですので、正しい考えをしっかり把握しておきたいですね。

■実際に網膜症になってしまった場合は、どうやって失明を防げばいい?

網膜症のはじめの段階では、血糖のコントロールをしっかりとするのが治療の第一歩。内服薬の投与も行なわれ、経過を観察します。

中期の段階なら、レーザー治療(レーザー光凝固)を行ないます。これは新しい血管の発生や出血を予防する治療で、痛みはなく外来通院で治療することができます。

後期の段階で、網膜剥離などの危険が迫った段階になると、外科的な硝子体手術になります。硝子体のにごりや網膜剥離は60〜70%が治りますが、視力の充分な回復はむずかしいといわれています。

成功率はやはり早期治療にかかっているのです。このことさえ守られれば、ほとんどの症例で糖尿病網膜症による失明は免(まぬが)れることができると思われます。

失明を防ぐためにできること 2

実際に失明を防ぐためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。

1.とにかく、定期健診!

失明予防は、早期発見に始まり早期発見に終わるといっても過言ではありません。糖尿病網膜症はある日突然発症するわけでなく、10年前後もの月日をかけて静かに進行します。

その間に検査を受けていれば、治療をして失明を免れることが出来ます。現在失明される方の多くが、眼科による定期健診を受けていない方たちといわれています。

しかし困ったことに、糖尿病網膜症はかなり悪化するまで何の自覚症状もないので、本人はまったくわからないのです。

出血が黄斑部にまで及べば、ようやく視力が低下するので気がつきますが、そうなってからでは治療しても完全な視力の回復はむずかしいのがほとんど。

つまり、失明を防ぐには「症状の出ないうちの検査」しかないんですね。網膜症状の全く無いうちは、1年に1〜2回が目安といわれています。単純網膜症の症状が現れはじめたら、年に2〜4回が目安です。

2.もちろん、血糖状態を把握することも大切

早期発見の次に大切なのが、血糖値を正常値に保つことです。網膜を始め全身の血管の損傷がこれ以上進まないように、血糖をなるべく一定に保つことが大切です。

ただし血糖値を抑えていても眼の症状だけは進行してしまう場合もあるので、「血糖が落ち着いているから病気は進行していない」と考えるのは早計ですよ。血糖値やHA1c値が優秀でも、検診は必須です。

3.血糖値のアップダウンを避けよう

網膜症を急激に悪化させる要因がいくつかあります。急激な血糖値の変化、高血糖になったり低血糖発作を起こしたり血糖の激しい上下は、網膜症を一気に進めてしまうといわれています。

いわゆる「月に一度の大盤振る舞い」や「いつも頑張っているから今日だけは特別」と言って暴飲暴食をしてしまうと、せっかく頑張ってきた成果がいっきにパアになってしまいます。それってとってももったいない話ですよね。普段から我慢し過ぎない生活が肝要です。

4.眼科医は選ぶべし

意外と知られていませんが、眼科医にも糖尿病が得意な医師とそうでもない医師がいます。とくにレーザー治療は網膜症の進行予防や視力回復に絶大な効果をもたらしますが、レーザーに踏み切るタイミング、回数などが適切でなければ万全の効果をだせないのです。

経験豊富な医師とそうでない医師の場合、網膜の予後に差がつくとさえ言われています。見極めのポイントは、少なくとも眼科専門医を有していること。最近では、大学病院を中心として糖尿病網膜症外来が設立されてきています。糖尿病性網膜症のエキスパートばかりなので、こういった外来を利用するのも安心ですね。

またこの場合は内科医との連携もスムーズなはずなので患者にとってもありがたい限りです。

5.ルテインで予防ができる?

慶應大学医学部眼科学教室の小沢洋子先生は、糖尿病性網膜の治療とルテインの研究の第一人者です。小沢先生は、糖尿病網膜症の網膜神経障害をルテインが予防する可能性があると糖尿病専門誌"Diabetologia”で述べられました。

ルテインは、黄緑色野菜に多く含まれているカルテノイドの一種です。ルテインが豊富に含まれるものは、ホウレンソウ、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、インゲンなどです。

ホウレンソウ100g中に含まれるルテインの料は10.2mgで、他の野菜に比べてトップクラスです。またルテインは脂溶性成分のため、油と一緒に摂ると吸収効果が上がります。ホウレンソウを食べるなら、おひたしより油いためのほうがお勧めですね。ちなみに、量は1日ひと束程度で十分だそうです。


いかがでしたか。なんとなく怖かった「失明」の正体。
明らかになったでしょうか。

以前まで、失明の原因第一は糖尿病でしたが、現在は2位に下がっています。失明の割合が減少したのは、レーザーによる手術法が確立されたのももちろんですが、もう一つの理由はなんと言っても検査に行く方が増えたからに違いありません。

そう、適切な知識を身につけきちんと検査を受けていれば、「失明」は恐れるに足りない存在なのです。


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