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糖尿病−失明を防ぐために−その1

おそらく中国史をかじったことのある方なら一度は耳にしたことがあるのが、安禄山(あんろくざん)。
唐代の中国において蛮勇を誇る武将であり、安史の乱(あんしのらん)・安禄山の乱(あんろくざんのらん)を起こした人物としてその名を現代まで残しています。
しかし、この人物が糖尿病を患っていたのはあまり知られていません。安禄山の乱の最中には、糖尿病が悪化し失明したともいわれています。 片目の光を失いながらも反乱に勝利するわけですが、その困難は想像して余りあります。そう考えると、有志以来とは言わないまでも糖尿の歴史は古くからあり、平民も武将も等しく失明の危険に晒されていたといえます。
残念ながら現代の糖尿病治療においても、失明の危険は完全にはなくなっていません。
知っているようで知らない、糖尿病と失明の関係。統計や生の声を交えながら考えていきます。

糖尿病が原因の失明の実態

■糖尿病網膜症って、多いの?

平成19年度の厚生労働省の調書によると、現在国内には、「糖尿病が強く疑われる人」の890万人と「糖尿病の可能性を否定できない人」の1,320万人を合わせると、全国に2,210万人いると推定されています。

そして、糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまく症)を合併する人も少なくなく、残念なことに糖尿病網膜症の合併割合は高く、一般には糖尿病患者の3〜4割が発症すると言われれています。

欧米では30年ほど前に、糖尿病網膜症が失明原因の第1位になっており、各国は失明者の保護のための様々な社会保障や援助に膨大な予算をとられている状況なんです。

うーん、糖尿と網膜症は、切っても切れない関係なんですね。

■糖尿病になると、なぜ失明のリスクが増えるの?

糖尿病網膜症は、網膜が徐々に侵される病気です。網膜は、まあるい眼球をくるりと包み込んでいる膜のようなものです。

糖尿による高血糖状態が続くと、網膜へ栄養を届けていた毛細血管ももろく破れやすくなります。毛細血管が壊れると、網膜は十分な栄養と酸素を得られなくなってしまいます。

とつぜん酸素供給がストップした網膜は、がむしゃらに血管を作り出し、なんとか酸素を得ようとします。しかしそれらは急ごしらえでもろい血管なので、それを支えるための繊維の膜も一緒に作られます。

その繊維が網膜を引っ張って”網膜はく離(もうまくはくり)”という状態を引き起こしてしまうのです。網膜はく離は眼球と網膜が離れてしまった状態です。

ここでようやく初めて、眼のかすみや視力低下等の自覚症状を感じることになります。視力はあれよあれよという間に落ち、気づいたらなんとか光が判別できる程度にまで落ちていることも。

ここまで行く前に気づいていれば、光凝固法という方法で手術を行い失明が防げる可能性もありるのですが、最終段階にならないと視覚障害等の自覚症状が現れにくい為、気が付いた時にはすでに遅く、片目を失ったという人も沢山います。

知らぬ間に進行するのが最もこわい点。

糖尿網膜症は、まさにサイレンとキラーといえるんですね。


こんな症状は危険!あなたは大丈夫?

ここで、糖尿病性網膜症について貴重な実体験をご紹介したいとおもいます。

【Kさん/51歳男性】
わたしは、39歳の時に糖尿病を宣告されました。特に、甘いものや酒がすきと言うわけでもありませんでしたから食事制限はたいして苦になりませんでした。

10年が経ち、血糖値のコントロールもまずまずでした。「ぼちぼちやっていけるだろう」と思い始めた矢先のことです。ある日突然、目の前が白くかすんで見えたのです。はじめは、「目にゴミでも入ったのか」と思いましたが洗っても取れません。

合併症のことは全然考えていませんでしたね。そうこうするうち、視界に黒い点が出現しました。黒い点の部分は何も見えないのです。これはまずいと思い眼科に駆け込みました。

診断は糖尿病網膜症。あれよあれよと言ううちに、目の焦点までもが合わなくなり、ぼんやりとも見えなくなりました。わかるのは、光だけ。2、3ヶ月前はしっかりと見えていたというのに。

唖然とするほど早い進行でした。坂道を転げるように視力が落ちていくのです。この先に待ってるのが真っ暗な世界かと考えると、まるで生きた心地がしませんでした。

わたしは左側の目が悪いので、左から来る車はほとんど見えません。そのために車にひかれそうになることすらあります。いまは何とか手術を受けることができ、はずれそうな網膜を固定している状態です。

視野も狭くなったし、何より大きな衝撃が怖くてたまりません。網膜がずれたら終わりなので。頭を振ったり、急な動作は出来るだけ控えて、ゆっくりとした動作を心がけています。

それなのに視力低下はとどまらないようです。毎朝おきて、窓から差し込む光を眺めながら「昨日より見えなくなった」と思うのがなんともやるせないのです。

ドクターには、「何でもっと早く来なかった」と怒鳴られましたが、わたしとしては「なんで早く来いと言ってくれなかった」と言い返したくてたまりません。

Kさんは、現在も失明の恐怖と戦いながらなるべく瞳をいたわるように生活しておられるそう。症状が出ないうちの定期健診を強く訴えている1人です。


あなたの目は大丈夫?糖尿病網膜症チェックリスト


□糖尿病発症から10年以上経っている

□ヘモグロビンA1Cが8%以上であることが多い

□目がかすむ

□物がみえにくい

□二重になって見える

□蚊が飛んでいるように見える

□明るいところでものが見えにくい

□以前より、視界が狭くなったと感じる

□発症の年齢が早かった(40代以下)

一つ以上でも当てはまることがある方は要注意。是非定期的な眼科検診を心がけましょう。

糖尿病の三大合併症の一つである、糖尿病網膜症。
依然として多くの方の目の健康を奪っているのが現状です。

しかし、恐れることはありません。適切にケアをし続けていれば決して失明することはないのです。
次回は、失明を防ぐために出来ることを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

知識は何よりも特効薬。正しい知識と言う灯りを胸にともし、一緒に進んで行きましょう!



【ギモンに思われたことはありませんか?】

実は、食事制限や運動などを頑張っていても、なかなか数値が下がらないと悩んでおられる方は
多いのです。

どうして、なかなか改善しないのでしょうか。

実は、それには深〜い訳があるのです。

その訳とは何でしょうか?

それは実は、糖尿病の本当の原因は、単に食事の摂り過ぎや、運動不足だけではないからです。

えっ!?
じゃあ、何が原因なの?

そのことは、よろしければ次のお話から調べてみてください。


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糖尿病の本当の原因とは?

 

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