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糖尿病とガンの危険な関係 − その

前回は、「糖尿病とガンの関係」についてお届けしました。糖尿病になると、ガンになるリスクが2割から3割程度アップするのでしたね。

理由の一つとして、糖尿病になると高確率で起こる高インスリン血症とIGF-1の分泌が、ガン細胞の増殖を促しているのではないか、というお話でした。

今回はさらに一歩踏み込んで、ガンと糖尿病の関係を掘り下げていきます。もちろん、ガン予防のための情報もご紹介したいと思います。

糖尿とガン共通の予防法は?・・・その1

前回もお話したように、糖尿病を患うとインスリンの効きが悪くなるために、IGF-1というインスリンに似た物質が分泌されやすくなります。

このIGF-1は別名成長ホルモンとも言われており、体を成長させたり整えたりする働きを持つホルモンです。成長ホルモンという名の通り、子どもが大人になるときに沢山分泌されるホルモンですので、体を成長させるために沢山の細胞分裂を行わせる作用があります。

このホルモンが分泌されるために、成長期の子どもはぐんぐん背が伸びるのです。ただし、大人の場合は骨端線(こったんせん)という身長が伸びる部分の骨が閉鎖されているので、成長ホルモンが沢山分泌されたとしても身長が伸びることはありません。

しかし、細胞分裂が活発に行われるために、もともと体内にあったガン細胞まで増やしてしまうのではないかと言われています。

この成長ホルモンを投与すると劇的に成長が促進されるため、アメリカなどでは、畜産業界において、子牛に用いられることがあります。

アメリカでは、成長ホルモンを与えられて育った牛は体内にたっぷりとこのホルモンを備えているため、その肉を食べたわれわれも成長ホルモンの影響を受け、発ガンリスクが上がるのではないかと考えられています。

結果、アメリカでは、牛肉や牛乳に「成長ホルモンフリー」のマークが貼られるようになったのです。成長ホルモン自体は体を発育させるために非常に重要なホルモンですが、過剰に摂取すると発ガンリスクが増加する可能性があるのです。

まさに、「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。前述のように糖尿病があると、ただでさえ成長ホルモンの分泌が過剰になりやすいので、こういった飼育下での牛肉や豚肉などの摂取はなるべく控えたいものです。

肉好きの方には申し訳ないのですが、糖尿病の方は過剰な肉類の摂取を避けたほうがいいという理由をもう一つ挙げますね。国立ガンセンターの研究によると、牛肉や豚肉などのいわゆる「赤肉」がガンの発症リスクを押し上げるそうです。

赤肉の摂取量と、大腸ガン・結腸ガンのリスクは比例するそうですが、理由として、肉に含まれる動物性脂肪を体内で消化するときに分泌される二次胆汁酸という物質や、赤肉の赤い部分すなわち血液に含まれるヘム鉄による酸化作用、そして、よく言われるように調理の過程で生成される焦げた部分に含まれるヘテロサイクリックアミン(発ガン物質)等が挙げられています。

糖尿を抱えながらのガン予防は、この成長ホルモンがキーワードになっていると言えますね。


糖尿とガン共通の予防法は?・・・その2

さらにコチラは男性限定ですが、同じく国立ガンセンターの研究によれば、肉類を多く摂取する男性は糖尿病のリスクも上昇するそうです。
なぜ男性のみなのかは分かっていませんが、前出のヘテロサイクリックアミンにインスリンの効きを悪くさせる働きがあるのではないかと言われています。

肉類は糖質が少なく、かつ腹持ちもいいため糖尿病持ちにとってはありがたい食材ではありますが、これらの結果を見ると食べ過ぎは禁物のようです。代わりに鳥や魚などで補うようにしましょう。

もう一つ、糖尿病の進行とガンの発症を抑えるために大切なことをお伝えしましょう。

それは、「睡眠時間」。

睡眠時間によって病気の発症リスクが変わってくると言われているのです。
睡眠は言わずもがな毎日の行為。これは聞き逃せませんよね。

イギリスのテレビ局、BBCが行った研究によると、睡眠時間が1時間増減するだけで、体内にある500もの遺伝子に影響が出たとのことです。

それほど睡眠時間というのは体に大きな影響を及ぼすということですね。まず、睡眠時間を7時間30分から6時間30分に1時間減らして1週間過ごしてもらった被験者の血液では、免疫・ストレス反応、さらには糖尿病やガンに関する遺伝子が活発になっていたそうです。

一方、6時間30分から7時間30分に睡眠時間を1時間増やした被験者の血液からは、上記とは反対の現象が確認されました。
つまり、免疫・ストレス反応・糖尿病・ガンに関係する遺伝子の働きを抑制できるわけです。

これは大きな発見ですよね!

睡眠不足は、免疫に大きなダメージを与え、あらゆる病気の発症の直接の引き金になり得るのです。

では、睡眠時間はどれくらいが理想なのでしょうか。基本はやはり「7時間」だそうです。これより多くても、少なくてもいけません。

しかし現在の日本人は、約7割弱の人が7時間未満だそうです。適正な睡眠時間を取ることはなかなか難しいものですが、毎日の習慣として取り入れることは大切ですよね。

毎日「7時間」、頑張って確保しましょう!

そして最後に忘れてはいけないのが健康診断です。特に、現在女性の死亡原因一位である大腸ガンの発生率は上昇の一途をたどっています。

ただし、大腸ガンは定期的な健康診断を受けることによって8割が早期発見できるとも言われています。糖尿病がある方は、遅くても40歳を過ぎたら年に1回の間隔で、便潜血検査や大腸内視鏡検査を受けることが推奨されています。

また、B型肝炎やC型肝炎、ピロリ菌に感染している人も肝臓ガンや胃ガンの検査を定期的に受けるべきでしょう。

糖尿病もガンも、定期健診が予防や改善の肝と言えますね。


今回のまとめ

検便で行う便潜血検査はともかく、大腸内視鏡検査と聞くと「痛そう」「恐い」というイメージがありますが、最近の内視鏡ファイバーは以前のものに比べ細くしなやかになったため、かなり痛みが少なくなっています。

なんでも、以前は内視鏡挿入ときに空気を一緒に入れていたそうなのですが、最近は代わりに炭酸ガスを用いているそうです。それによって、検査後の腹の張りがすみやかに消失するんだとか。

検査技術も非常に進んでいるんですね。積極的に利用して、ガンの予防・早期発見に努めたいものです。

・糖尿病による成長ホルモンの過剰な分泌はガンのリスクを高める可能性がある

・肉食がガンと糖尿病のリスクの両方を押し上げる

・睡眠不足は大敵!毎日7時間を心がけて

・定期的な健康診断を受けることでガンの予防・早期発見をめざす



 


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