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入浴時の注意事項

入浴には、さまざまな身体的効果があることをご存じでしょうか。体が芯から暖まることで血行をよくし、肩や首のコリ、腰痛改善などが期待できます。身体的効果以外にも、ストレス解消やリラックス効果など精神的な安らぎを与える効果があり、入浴は一日の疲れを癒やすのにぴったりなのです。しかし、さまざまな効果が期待できる入浴は、糖尿病の方にとって危険と隣り合わせの環境でもあります。今回は、糖尿病と入浴の危険な関係についてご紹介します。

糖尿病の方の入浴は、なぜ危険?

糖尿病とは、血糖値が高く体内の血流が悪くなっている状態です。血流が悪いということは、脳梗塞や心筋梗塞など、血管の詰まりが原因で発症する合併症にかかりやすいということです。そして、血管の詰まりが最も起こりやすいのが、お風呂場なのです。実は、お風呂場で発作を起こし突然死する方は、毎年推定1万5000人ほどいます。その多くが、脳梗塞や心筋梗塞など、血管の詰まりで発作起こすことが原因です。入浴中の発作は、特に冬場の寒い時期に多くみられます。その理由は、寒暖差が原因で大きく血圧の変動が起こることにあります。洋服を脱ぐ脱衣所や体を洗う浴室は極度に気温が低いので、血管の収縮によって血圧が上昇します。浴槽の熱い湯に入ると、交感神経の緊張によってさらに血管が収縮し、血圧はさらに上昇します。しばらく浴槽に浸かっていると、今度は血管が拡張して血圧が急速に低下します。このようにお風呂場は、ただでさえ血圧の上昇によって血管に負担がかかりやすい環境です。糖尿病の方は、動脈硬化ですでに血管が弱っている状態にあるので、お風呂場での血管の負担はより大きくなることが分かります。血管への負担が大きいほど、糖尿病の合併症である脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなります。

脳梗塞について

お風呂場で合併症を発症させないために

ただでさえ血圧が大きく変動するお風呂場は、糖尿病の方にとって合併症を引き起こしやすい環境にあります。お風呂場で脳梗塞や心筋梗塞の発作を起こさないために、注意すべきことをいくつかご紹介します。

・寒暖差を少なくする
寒暖差が大きいと血管の収縮・拡張が起こり、血圧が上昇します。部屋とお風呂場の寒暖差が大きくなる冬場は特に、寒暖差に注意しなければなりません。冷えやすい脱衣所には電気ストーブを置いたり、浴室では、入浴前に浴槽のフタを開けておいたり、シャワーを2〜3分出しておいて気温を上げておくと、急な体の冷えを防ぐことができます。

・かけ湯で体を慣らす
浴槽に入るときは、かけ湯をすることを忘れてはいけません。かけ湯をしてお湯の温度に体を慣らせば、急激な血圧の上昇を少しは防ぐことができます。浴槽に入るときも、いきなり肩まで浸かるのではなく、足まで、腰まで、胸まで、と意識しながらゆっくりとお湯に入りましょう。

・長風呂しすぎない
お風呂好きの方や、寒い時期は特に長風呂する方が多いと思います。体を温めることは大切ですが、浴槽の中では気づかないうちに汗をかいていて、体内の水分が奪われています。水分不足になると血流の流れが悪くなり、血管の詰まりが起こりやすくなります。

・水分補給を忘れない
入浴中は気づかないうちに汗をかいていて、脱水症状を起こしやすい状態です。入浴前後には、コップ1杯の水分をとり、水分不足を起こさないように気をつけましょう。

入浴は体によい作用をもたらしますが、血圧の上昇に注意しなければなりません。糖尿病の方にとって血圧の上昇は合併症を引き起こす原因になり、命に関わることもあります。上記の注意事項に気をつけて、お風呂場での発症を防ぎましょう。

 

 

 

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