糖尿病と骨粗しょう症の危険な関係-その1

糖尿病と骨粗しょう症の危険な関係-その1

※「糖尿病と闘う」とは、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせて、医師の指導のもとで、糖尿病が悪化しないように真剣に取り組むことを意味します。特定の食品が糖尿病に効くことを示唆するものではありません。※ご紹介する声は、特定の食品が疾病に効くことを示唆するものではありません。あくまでも、読者の皆さまが医師の指導のもとで食事療法・運動療法・薬物療法に取り組まれた結果です。

骨粗しょう症って?

まず骨粗しょう症について、簡単にみていきましょう。

骨に小さな穴が多発する症状、それを骨粗しょう症といいます。
この症状を起こすということは骨形成速度よりも骨吸収速度が高いためなんです。

どうしてそういうことになるんでしょう?

患者には女性が多いこと、年齢的にもホルモンの分泌バランスが変化する更年期以降の女性に多く、60代女性、70代女性の半数が、患者になる危険性があるといわれていることから、ホルモンバランスや加齢、カルシウムやビタミンDの不足、食事や生活習慣が関わっているといわれています。

しかし最近は若い世代でも動物性たんぱく質の摂りすぎ、過剰なアルコール摂取などはこれらの危険因子を作り出す原因になり、なおかつ生活習慣などから糖尿病との原因共通点も多いことから、非常に懸念される危険な関係であることがわかります。

また、喫煙の度合いによっても骨密度が減ることから、タバコも危険因子のひとつになると考えられています。

このほかにも人種、体型、運動、喫煙、食事、アルコール摂取なども要因として挙げられていますし、運動量の多さや少なさも起因しています。

そして、骨粗しょう症の典型的な症状では、以下のようなものが
あげられます。

・背中が曲がることに現れる骨の変形

・骨性の痛み

・ちょっとしたことでの骨折

こういった症状があるんですね。

通常、骨折は強い外力が加わった場合に起こるのですが、骨粗しょう症においては、日常生活程度の軽度な負荷によって骨折を引き起こすことになります。

ところで、骨粗しょう症予防には、カルシウムが豊富な牛乳を飲むように勧められる場合がありますよね。

しかし・・・

骨形成には欠かせないカルシウムですが、牛乳は高たんぱくであることも事実。ですから、牛乳でカルシウムを補給しようとして、実は動物性たんぱく質を摂りすぎてしまうことで、骨粗しょう症を助長させる場合もあるんです。

「牛乳はカルシウムの塊」ともいえますが、「牛乳は他の栄養素も入っている」ということも忘れないようにしないと、よかれと思ってやっていることが逆効果だった、なんてことになりかねないですね。

骨粗しょう症の基本的な原因や症状はこういったものですが、次にその骨粗しょう症と糖尿との関連について、考えてみましょう。

糖尿病だとどうして危険なの?

糖尿病性骨粗しょう症というものもあるように、糖尿病患者が骨粗しょう症になる確率は高いといわれています。

糖尿病と骨粗しょう症とは、幾つかの点で共通の危険因子のポイントがあるんですよ。

・動物性たんぱく質の摂りすぎ

・ホルモンのバランスの乱れ

・生活習慣

こういった点が、糖尿病と共通の危険な要因といえますよ。

つまり、元々糖尿病と骨粗しょう症は、併発しやすい病気であり、相互に病気を助長し合う危険な関係ともいえるんです。

糖尿病との組み合わせが危険である、さらに別の理由としては、どのようなものがあるでしょうか?

実は糖尿病の治療で使用するインスリンが骨粗しょう症を引き起こすこともあるんです。なぜならインスリンの治療は本来の分泌を妨げるようになり、正常な骨の育成を妨げる危険性が否めないとされているからなんです。

さらに糖尿であるがゆえに、骨粗しょう症になりやすい要因として、糖尿病患者さんにおける食事制限があります。

糖尿病患者さんは血糖のバランスを保つため、食事制限を強いられることも多いのですが、この内容でカルシウム摂取不足を招きやすいということにつながってしまっているんです。

確かに食事量を制限したり、カロリー計算を中心に献立を組んでいくことで、カルシウムなどの必要な栄養素が十分に摂取できないということが、起こり得ますね。

まず、糖尿病患者さんでは食事で摂取するカロリーが制限されています。骨粗しょう症が発症した場合は当然食事療法も見直さなくてはいけません。

糖尿の患者さんが骨粗しょう症にならないためには、食事制限のなかでもカルシウムやビタミンDが不足しないようなメニューにしていくことと、適度な運動を取り入れていくことが肝心です。

骨の密度が軽くならないように、普段から運動や日光浴を積極的に取り入れて骨の育成にも気を使うことが大切です。
また骨粗しょう症の人はカルシウムを取り入れようとするがゆえに、高たんぱくの食事にならないように互いの疾病に注意した食生活をすることも大切です。(先ほどの牛乳の例ですね)

具体的には野菜や果物を多めに摂っている人はカルシウムの排出も少ないというデーターがありますので、野菜や果物を日々の食生活に継続的に取り入れましょう。

また、インスリンによる骨粗しょう症が判明した場合は、骨の代謝を活性化するような投薬が行われることもありますので、原因をまず特定するように検査も大切ですね。

今回のまとめ

骨粗しょう症は

・生活習慣

・ホルモンバランスの乱れ

・加齢やカルシウムなどの栄養素の不足

が主な原因です。

糖尿病との関連は

・食事制限による栄養素の不足

・インスリンによって骨の形成が妨げられる危険性

次回はさらに違う面から、糖尿病と骨粗しょう症の危険な関係を考えてみたいと思います。

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