糖尿病性網膜症(もうまくしょう)はどのような病気か,どのような危険があるのかをご説明しています。


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 講師のフジシンです。
 このページでは,糖尿病性網膜症
 に関する情報をご紹介しています。
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糖尿病性網膜症の解説

尿病性網膜症(もうまくしょう)。この合併症は大変深刻なものです。なぜなら,失明の危険があるからなんです。目が見えなくなる,これは五感の中でも,失うことがもっとも恐れられています。

でも残念なことに,この糖尿病性網膜症は,糖尿病の方の約50%もの方が発症するとも言われています。

50%ですよ,50%。
2人に1人が,この危険にさらされているんです。そして,さらに驚くことに,失明されている方の約18%が,糖尿病性網膜症が原因とも言われています。

失明の原因は色々ありますが,その内の2割が糖尿病が原因であるという事実は,本当に恐怖を感じます。

では,この失明の危険すらある,恐ろしい網膜症はどうして発症してしまうのでしょうか?

糖尿病性網膜症 発症の原因

尿病性網膜症が発症する主な原因は,それは血液の流れの悪さと関係があります。言うまでもなく,わたしたちの身体のすべては,血液によって,必要な栄養や酸素を受け取っています。もちろん網膜も例外ではありません。特にこの網膜の周りには,極細の毛細血管が無数に張り巡らされています。血液は,この毛細血管の中を通って,網膜に栄養や酸素を運んでいます。

しかし! 糖尿病,つまり高血糖の状態が続くと,網膜に栄養や酸素が運ばれにくくなってしまうのです。

なぜでしょうか?

高血糖状態が続くということは,血液の中に余分な糖分が,ずっとあり余っているということなんですね。そうすると,栄養や酸素を運んでいる赤血球に,悪影響が及んでしまうのです。長期に渡り,余分な糖分が血液の中にあると,赤血球がいわば砂糖漬けになってしまうのです。つまり,赤血球が固くなってしまうのです。

赤血球は本来,非常に柔らかい物です。そうでなければ,血管の中を勢い良く流れていくことはできません。毛細血管は,その直径が約7ミクロンと言われています。 ミクロンというのはあまり聞かない単位ですが,千分の1ミリ(1/1000 mm)になります。

一方,赤血球の直径は,約8ミクロンと言われています。

と,言うことは……

元々,赤血球の直径のほうが,毛細血管の直径よりも大きいということになるんです。それで赤血球は本来の柔らかい性質を十分に活かして,自分の直径より細い毛細血管の中を,上手にくぐり抜けているのです。そして,目に栄養や酸素を運んでいるのです。

でも,高血糖により砂糖漬けになった赤血球は,本来の柔らかさがなくなってしまうので,狭い毛細血管の中を通りにくくなっています。そして,血管の中で詰まったり,コブができたり,破裂して出血したりするんです。始めはその出血も大きなものではなく,本当に小さなものなので,ほとんど自覚症状はないんです。しかし,しばらくすると,出血によってできる出血点や白い斑点が現れ始めます。そして段々大きな出血を起こすようになるなどして,進行していきます。

その後,血管が詰まったり破れたりして,網膜にきちんと栄養や酸素が運ばれないため,今度は網膜上に新生血管と呼ばれる新しい血管が出来はじめます。詰まったり破れたりした血管は役に立たないので,新しい血管を体は作り始める訳ですね。

ところが!,この新生血管というのが逆に網膜症をさらに悪化させてしまうんです。というのも,この新生血管はもろくて破れやすいからです。だから,同じようにすぐに詰まって,コブが出来て,破裂します。そうすると,さらに出血点が多くできることになり,眼底出血を引き起こしたりしてどんどん悪化していきます。でも,さらに体は新しい血管を作っていくので,もうひどい悪循環に陥っていくのです。

このように,長期に渡る高血糖は,網膜に重大な被害をもたらす,ということなのですが,実は網膜症は,かなり症状が進行してからでなければ,普通の検査では発見されにくいようです。たとえ視力が落ちてきていなくても,すでに眼底出血を起こしていることもあり,視力が判断の基準にはならない場合もあります。それで,一般に勧められているのは,年に1度は眼科で詳しい眼底検査をしてもらうことです。しばらく高血糖が続いているなら,迷わず受診してくださいね。

では,さらに,別の合併症についてもどうぞお調べください。

■ 糖尿病性神経症の情報はこちらから
■ 糖尿病性腎症の情報はこちらから
■ 脳こうそくの情報はこちらから
■ 心筋こうそくの情報はこちらから


さて今,糖尿病の症状や合併症について色々と考えていますが,ところで,この症状や糖尿自体は一体どうやったら改善していくのでしょうか?

食事療法? 運動療法? お薬を服用すること?

どれも間違いではありませんし,場合によっては必要なことです。でも,食事の管理を徹底していても,運動を頑張っていても,お医者さんの言うとおりにやっていても,一向に改善しない方がおられます。もしかしたらあなたが,そのお一人かもしれません。別にさぼっている訳ではないんです。隠れて甘い物を食べている訳でもないんです。頑張っていても駄目なんです。

どうして?
本当に泣きたくなりますよね。

結論から言うと,糖尿病の改善は血糖値のコントロールでは限界があるんです。えっ,どういう意味? 血糖値を正常に保つことが大事だと医者は言っていますけど……。

血糖値を正常に保つのは大事です。でも,それだけでは駄目なんです。なぜならそれは……。

その点については,下記の糖尿病発症の本当の原因や今の治療法の限界について説明している部分からお勉強してください。

■ 糖尿病の本当の原因についてはこちらから


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秋山さん
糖尿病と上手に付き合う,母が通っている病院の先生も同じ言葉を言っていましたが,わたしたちはなんだか違うなと思ってました。ただ何が違うのか,どのように表現したらよいかがわからなかったのですが,このメルマガを読んで分かったような気がしました。「くたばれ!」という気持ちだったんですね。私の大切な母を苦しめる糖尿についてもっと勉強して,絶対に治してやりたいと思います。

Tさん
糖尿病の情報は難しいものが多いですが,これは分かりやすい。糖尿病を我々の敵にたとえているのもおもしろい。病気とは闘うものなんだと改めて思った。これからもよろしく。

相澤さん
血糖値が高いことを砂糖水の法則と書いてましたね。本当にその通りだとうなずきながら読みましたよ。

太田さん
分かっているようで分かっていなかったことが,これを読んで本当に分かった。

Yさん
みんな同じようなことで悩んでいることが分かって安心しました。

Oさん
私は糖尿病ではないのですが,父がそうです。勉強して少しでも教えてあげたいと思い,いつも楽しく読ませていただいてます。とくに今回は笑っちゃいました。話が固くなくてわかりやすいですね。これからもユーモアを織り交ぜながら,ためになるお話を期待してます。

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