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基礎編1 糖尿病についての基礎
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糖尿病でも安心して旅行したい!-2

糖尿病の方でも安心して旅行するために・・・第二弾をお送りします。

その前に、先回の復習を少し。

糖尿病患者さんのなかには、病気(特に合併症)を恐れるあまり、
食べることはもとより、人生の楽しみの多くを放棄してしまう人
もいるようです。

もちろん、節制することも必要です。

でも、だからといって極端な自己節制は不要。

ストレス解消にも効果的な旅行は、むしろ積極的に楽しむべきなんです。

・糖尿病患者会の企画旅行を活用する
・糖尿病食を用意してくれる旅館に泊まる
・旅行前には、主治医に必ず相談する
・食事、運動などの日常のリズムをできるだけ崩さない

を実行し、どうぞ安心な旅行をお楽しみください!

ということでしたね!

では今回は、さらに旅行に関する情報として、旅行前スクリーニング、
そして、旅行中に乱れがちな自己管理をフォローしてくれる便利なものを活用してみる、

そんなことをご紹介いたします。

旅行前、心臓スクリーニングのススメ

Yさんは、長期の海外旅行を控えたある日、糖尿病専門医である
主治医に相談したところ、勧められたのが

「心臓のスクリーニング」です。

スクリーニング検査とは、症状がまだ表れていない段階で、病気
を早期発見するための検査です。

糖尿病で怖いのは合併症だということは、読者のみなさんは分かっ
ていらっしゃるはずですが、それでも

「血糖をきちんとコントロールしていれば大丈夫でしょ?」

と思いがちですよね。

「でも、残念ながら糖尿病は、きちんと治療して、自覚症状がなかったとしても、
合併症を防ぐには十分ではないし、動脈硬化も進行してしまいます。
心臓を取り巻くように走る冠動脈の例でいえば、糖尿病になって10年経った
患者さんのほとんどは、冠動脈のなかにプラーク(お粥のような堆積物)ができ、
15年経つと、それが高度な狭窄(血管を狭めること)に進行し、カテーテル治療や
バイパス治療が必要になってしまいました」

・・・と語るのは、聖路加国際病院のN医師です。

同院では現在、日本に2台しかない「320列CT」という最新鋭の
検査機材を使用して心臓のスクリーニング外来を実施しています。

なんと、年間およそ2000件もの心臓CT検査を行っているそうです。

さて、前述のYさんは、主治医の紹介でこのスクリーニング検査
を受け、なんと重篤な冠動脈病変が発見されました。

旅行は延期して緊急手術。

退院後、改めて旅行に出発し、心置きなく楽しんで帰国したそうです。

もしかしたらなっていたかもしれない、渡航先での突然死を免れた
Yさんは、周囲の糖尿病仲間に、

「海外旅行の前にはぜひスクリーニングを勧めるよ。せっかくの
楽しい思い出が悲惨な結末になったら最悪だからね」

と話しています。

ちなみに聖路加国際病院における320列CTの検査費用は、保険診療
で自己負担金約1万円台の支払いで受けることができます。

しかも検査でのCT撮影にかかる時間はわずか0.35秒。

「入院の必要はもちろん、痛みもない簡単な検査で安心が担保さ
れるなら安すぎるくらいですよ」(Yさん)

今後は聖路加国際病院以外でも、全国の病院にこの320列CTが普
及していくはず。

旅行や大切なイベントが控えている場合には、ぜひとも受診する
ことをおススメします。

近くにこういった検査を受けられる病院がない、という場合も当
然ありますよね。

その場合、ここまでの検査は無理でも、改めて今の健康状態をチェッ
クすることはできるかもしれませんね。

特に海外旅行などを計画している場合は、気温や環境の変化が国
内の比ではないため、旅先で体調が悪化する危険度が高くなります。

そうならないためにも、事前に再度の検診をしっかり行なうこと
で安心して出発することができますね。


自己管理アイテムの活用&最終チェック!

さて、もう1つのおススメは、旅行中に乱れがちな自己管理をフォ
ローしてくれる便利なアイテムです。

小さなパソコンとも呼ばれている、スマートフォン。

このスマートフォンのアプリの中には、旅行の際に乱れがちな自
己管理しっかりフォローしてくれるようなものも、あるんですね。

血糖値、HbA1c値、体重や体脂肪、血圧など

そういった数値を記録し、それをメールにてお医者さんや家族に
送信することができるような機能をもっています。

こういう便利なアイテムを活用することで、旅行中も忘れずに血
糖値の管理ができますし、緊急事態には、送信されたデータをも
とに主治医からの適切なアドバイスがもらえます。

また旅先での急激な体調悪化により、病院にかかることがあって
も、こういうデータがあれば適切な処置を受けることも可能になりますよね。

幾つかの種類があり、機能も色々のようですし、有料版のアプリ
はさらに高機能になっていますので、是非活用してみたいと思わ
れる方は、探してみてくださいね。

では、旅行に出かけるに際して、最終チェックといきましょう!

・お薬やインスリンの準備
これを忘れてはいけません。しっかりと必要量揃っているかを確
認しましょう。少し余分に持って行くことと、盗難や紛失に備え
て2つに分けて別々のバッグに収納するなど工夫できますね。

・糖尿病カードの携帯
最近の数値、服用中のお薬や量、合併症の有無、主治医の連絡先
などをしっかり記入しましょう。海外旅行の場合は、英文での作
成もしておきましょう。

・自己血糖測定器の持参
自己管理が乱れがちになる旅行において、安心して楽しむために、
これは欠かせないと言う人も多くいます。血糖値が分かっていれ
ば、基本的には安心だからですね。お持ちの方は忘れずに持参し
ていきましょう。

・常備薬の準備
旅先の食事や水などが合わなかったため、下痢など体調を崩す場
合があります。糖尿の場合、いわゆるそういったシックデイには、
十分な注意が必要です。ですから日ごろから使用していて、自分
に合うお薬を旅行でも持って行くのは大切ですよ。

・低血糖のためのブドウ糖などの準備
低血糖の危険を防ぐため、ブドウ糖などはきちんと用意しておき
ましょう。また機内食が口に合わなかったとか、食事の時間が遅
れるといったことも予想されますので、クッキーやチーズなど、
少量でも栄養がしっかり摂れるものも準備できるといいですね。

さあ、準備万端!

いってきます!!

と、勢いよく自宅を飛び出した、糖尿暦12年のCさん。

5分後あわてて帰宅

糖尿病対策の準備はバッチリだったものの

肝心のパスポートを忘れたそうです

通常の旅行の準備も、どうぞお忘れなく・・・(苦笑)


今回のまとめ

2回に渡ってお届けした、糖尿でも楽しく旅行するための
情報やアドバイス、お役に立ちましたか?

・旅行前に心臓スクリーニング検査、もしくは健康診断を受ける
・自己管理支援アプリなどの活用
・最終チェック!しっかり確認

今回はこんな提案をさせていただきました。

最新医療機器やサービスを活用し、糖尿病に負けずにどうか楽しい旅を、
そして楽しい時間を過ごしていただきたいと思います。

 

■編集後記

一昔前までは、糖尿だったら旅行はあきらめる

そんなことが当たり前のように言われていましたが、今は決して
そうではありません。

重篤な方を除いては、むしろ旅行を勧めることも多くなってきています。

糖尿など病気によって制限がある方をサポートする体制も、整いつつあるようですよ。

たとえば飛行機などの機内食も、機内特別食として乗客の多様な要望にも
応えてくれるようになっています。

JALのサイトを見てみますと、

糖尿病食はもちろん、低カロリー食、低塩分食、野菜のみの食事
などを注文することができ、事前に予約しておけば、当日それを
提供してもらうことができるようになっています。

こういった周りの環境も、しっかり整ってきていますから、安心
して出かけることができますね。

まずは小旅行からチャレンジしてみて、いずれさらに遠く、さら
に長期の旅行もできるようになるかもしれません。

糖尿と闘いながらも、生活の質や楽しみは、できるだけそのままにする。

工夫と努力次第では可能なことですよ!

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

感謝



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多いのです。

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