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基礎編1 糖尿病についての基礎
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糖尿病でも安心して旅行したい!-1

学生時代にスポーツで名を馳せていたWさん。
現在は都心で大手エステサロンのマネージャーを務め、仕事もプライベートも充実した日々を送っていました。190cmもの巨漢でもあることから、よく食べ、よく飲む生活を長い間送っていたのです。
50代後半にさしかかり、子育ても一段落して第二の人生を考え始めていた頃、人間ドッグで思いもよらぬ診断結果が出たのです。

Wさんは、「糖尿病」と診断されました。

それからの生活は一変。徹底した節制生活が始まったのです。Wさんは、これまで周囲が呆れてしまうほどの大食いだったにもかかわらず「食事は1日1,800キロカロリーまで」という医師からのアドバイスを徹底して守り、お酒の席ではウーロン茶を飲み、おつまみには野菜サラダを食べるようになったのです。そんなWさんを見て周囲の人たちは、「あんな豪快な食生活を送っていた人がなぜそんなにも頑張れるのだろう」と疑問に感じたのだそう。

Wさんがこんなにも徹底した節制生活を頑張れたのは、過去に糖尿病の合併症で父親を亡くしていたからでした。

「糖尿病って、血管がボロボロになっちゃうんですよ。うちの親父なんて糖尿病を患ったことによって脳梗塞や心筋梗塞、難聴や失明、足の壊疽まで患っちまって、74歳で逝っちゃいました。何度も何度も入院を繰り返してね。僕は、あんな死に方はしたくない……。」(Wさん)

悲壮ながらも固い決意で糖尿病と闘うWさんは、みるみる痩せていきました。しかし、それと共にげっそりとやつれ、顔色は悪くなり、無理やり人生を生かされているような雰囲気になっていったのです。それはまるで、人生の楽しみをすべて放棄したかのようでした。
Wさんは、徹底した節制生活により血糖値と共に「QOL(Quality of Life)」も下げてしまったのです。そう、Wさんは、食事の量だけでなく「幸福感」も減らしてしまっていたのです。

そんな悲壮感漂うWさんに声をかけたのは、とある病院が主催する「糖尿病患者の会」で世話役をしていたSさんでした。

「糖尿病は、確かに適切な治療をしなければならない病気です。しかし、しっかりとリスク・コントロールを行えば、人生を謳歌できる病気でもあります。人生楽しむことを諦めてはいけません。糖尿病でも食べることを楽しみ、たまには旅行だって楽しむべきなのです!」(Sさん)

それからというものWさんは、患者の会に積極的に参加し、病院スタッフが同行する旅行会にも参加するようになりました。するとみるみるうちに顔色もよくなり、表情も明るくなったのだとか。

糖尿病患者の会は、全国にたくさんあります。それを主催する病院に通院していなくても参加できる会もたくさんあります。そのような会に参加して周囲の手厚いサポートを受けることで、「また旅行に出かけられるようになった」という方は、割りと多いのだそうです。

最近では、健康ブームの影響から食事制限に協力してくれる宿泊施設も増えてきました。宿泊プランとして低カロリーメニューを提供している旅館であったり、油ものや肉料理を控えたメニューを提供しているホテルであったりと、融通の利く料理を提供してくれる宿が増えています。
また、糖尿病患者でも安心して旅行が楽しめるよう、「糖尿病食」を提供してくれる宿泊施設もあります。
例えば、伊豆にある某温泉旅館では、総合病院で管理栄養士を務めた経験のある栄養士がメニューを考えているのだそう。「食事」ではなく「食治」をモットーに、糖尿病の方でも安心して旅行が楽しめるよう、少しでも糖尿病を患っていることを忘れられるよう、献立には工夫を凝らしているのだとか。旅館の案内にも以下の言葉が綴られているように、糖尿病患者が安心して食事を楽しめる温泉旅館となっています。

「温泉旅館がお客様にご提供する糖尿病食とは、一般的な糖尿病食とは違い、海の幸を用いた健康食でありたい。決して入院時に摂取する一般的な治療食、糖尿病という病をお客様に自覚させてしまうようなメニュー構成であってはならないというのが私の持論であり、このサービスを日本で始めて温泉旅館にて細分化し、独自に対応した経緯でもあります。」

ストレス緩和のためにも旅行を!

ストレスは、糖尿病の大敵といわれています。京都大学研究チームの報告によると、ストレスはインスリンの働きを抑えるタンパク質TBP-2を不必要に活性化させ、糖尿病を悪化させるのだとか。
ストレスの解消には、旅行がおすすめです。以前と比べ、現在は「糖尿病患者は積極的に旅行に出かけるべき」と推奨する医者も増え、多くの糖尿病患者が国内旅行や海外旅行を楽しんでいます。
とはいえ、旅行に出かける際には、いくつかのポイントを厳守する必要があります。最も大切なポイントといえば、「食事療法や運動療法のリズムを維持すること」です。また、薬物療法を行っている場合は、「薬の服用や注射を忘れないこと」も大切です。薬物療法を行っている方は低血糖になる場合があるため、一人旅や車の運転は避けるべきといわれています。しかし、近年は低血糖を起こしにくい新薬も出ており、一人旅や車を運転したい場合には新薬の服用を検討してみるのもよいでしょう。新薬を活用したい場合は、主治医への相談をおすすめします。他にも、「糖尿病患者用IDカードの持参」も忘れてはいけません。特に海外旅行へ出かける場合は、旅行する国の言語でIDカードに記入しておくことも重要です。日本糖尿病協会でも、以下のように呼びかけています。

「英文の糖尿病患者用IDカードは、海外旅行の途中で病気やケガをしてしまった場合に大いに役に立ちます。表紙には、糖尿病患者であることが5カ国語で大きく書かれています。中面には、経口剤の服用やインスリン注射をしている場合の治療内容、合併症の状況などを記入することができます。旅行の出発までに、主治医に英文で書いていただくようにしましょう。」

いずれにせよ、旅行に出かける際は主治医への相談を忘れずに。旅行先を伝え、持参すべきものや注意するポイントを相談するようにしましょう。
しかし、旅行中の心配のしすぎは禁物です。もちろん自分が糖尿病であることを忘れてはいけませんが、せっかく旅行に出かけるのなら、しっかりと旅行をエンジョイすることも大切。「血糖値が上がったらどうしよう……」「糖尿病が悪化してしまったらどうしよう……」と考えてしまうかもしれませんが、旅行前に主治医に相談し、万全の準備をしたのであれば、後は旅行を楽しむことが重要です。あれこれ心配ばかりしていると、ストレスだけがたまり、せっかくの旅行が台無しです。

奥様と毎年さまざまなところへ旅行に出かけるBさんは、糖尿病歴20年とのことですが、旅行に出かけると血糖値が安定するのだそう。普段、仕事をしているときの方が、血糖値は不安定なのだそうです。「最初は不安もありましたが、私の場合は旅行に出かける方が血糖値が安定するんです(笑)ストレスから解放されることが、血糖値によい影響を与えることを身をもって経験しています。」とBさん。糖尿病を怖がらず、されど侮らずに旅行を楽しむことが大切なのだそうです。

まとめ

糖尿病だからといって、人生の楽しみをすべて放棄する必要は一切ありません。普段から実践している食事療法や運動療法、薬物療法などのルールを旅行先でもしっかりと守れば、糖尿病でも旅行を存分に楽しむことができるのです。また、旅行はストレス発散にもなり、よいリフレッシュにもなるでしょう。
ルールをしっかりと守って旅行を楽しみ、人生を謳歌しましょう。一度きりの人生、楽しんだ者勝ちです。


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【ギモンに思われたことはありませんか?】

実は、食事制限や運動などを頑張っていても、なかなか数値が下がらないと悩んでおられる方は
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その理由とは何でしょうか?

それは実は、糖尿病の本当の原因は、単に食事の摂り過ぎや、運動不足だけではないからです。

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