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糖尿病と血管のふか〜い関係その2「血管を守るためにできること」

糖尿病や高血圧、内蔵肥満などの症状は、血管をボロボロに弱らせてしまう怖い病気でもあります。特に糖尿病はさまざまな合併症を引き起こす厄介な病気であり、病状によっては血管の保護を早急に行う必要があるのです。そこで今回は、糖尿病やその合併症から血管を守るためのポイントをご紹介します。

おさらいしておきたい、糖尿病と血管の関係

血管を保護するポイントの前に、糖尿病が血管を弱らせてしまう仕組みについておさらいしましょう。
糖尿病を発症すると、血糖値が高い状態が慢性的に続きます。血糖値が高いということは、「ブドウ糖が血中に多く残留して、十分な栄養が細胞に行き届かなくなる」という状況にあります。また血液中にブドウ糖が残っていると、血液はドロドロとした状態になってしまうため流れが滞りがちになり、血管に大きな負担がかかってしまいます。その結果、血管が弱ってしまうとされています。

血管も詰まっている状態であるため、網膜や腎臓といった器官に十分な栄養が行きわたらなくなり、糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症といった合併症につながってしまうのです。このように、糖尿病は血管を弱らせるとともに、さまざまな合併症を引き起こしてしまいます。

人によって違う?血管の弱体化速度

前述した通り、糖尿病は血管がボロボロに弱体化してしまい、それに伴って深刻な合併症を引き起こしてしまう病気です。血管が弱っていく速度には個人差があり、患者さんの日ごろの健康状態に左右されることがあります。そこで以下では、ひとりの患者さん(仮名:Tさん)の事例を紹介していきます。

親子二世代で糖尿病を患っているというTさんは、自身が糖尿病を発症したときに「さほど大きな危機感を抱かなかった」と語っています。Tさんの父親は元気で若々しく、「糖尿病による健康被害も最小限に抑えられていた」と見えていたそう。

患者さん当人も「食べ物に気を付けて、薬をきちんと飲めば大丈夫」という程度の楽観的な考えだったそうです。ところが、Tさんの糖尿病は進行が非常に早く、父親のものと比べて深刻な症状が発生したようです。「のどが渇きやすい」「何をしても疲れてしまい、体がふらつく」という症状が強く出て、インスリン注射による治療に移るのも早かったそう。父親のものよりも厳しい条件での食事制限をして、治療を続けたとのことです。

Tさんは症状が進行するにつれ、視力が一気に落ちてきたとも語っています。これは、「糖尿病性網膜症」という合併症が発生してしまったため。同時にTさんには尿たんぱくの症状も出てしまい、病状がさらに悪化したと話しています。診断から3年半で、透析治療の1歩手前まできたとのこと。幸い透析は免れたものの、網膜への悪影響は深刻で光凝固手術を受けることになりました。

 

なぜ、Tさんの糖尿病は父親に比べて早く進行してしまったのでしょうか。両者の明暗を分けたのは、普段の健康状態でした。Tさんの父親は年齢にしては痩せ型で、血圧も高くなかったといいます。それに対してTさんは高血圧で内臓脂肪もついており、高脂血症もありました。そのため、通常の患者さんの何倍ものスピードで糖尿病が進行し、血管が急激に弱っていったと考えられています。Tさんの事例から分かるように、糖尿病は普段の健康状態によって進行状況が変わることがあるのです。高血圧や内蔵肥満の影響で血管が弱っている方が糖尿病を患うと、それが追い風となって症状の進行が早まり、さらに血管が弱体化すると考えられます。

血管の保護方法について知ろう

血管を保護することは、糖尿病時のリスク軽減をはじめ動脈硬化や脳梗塞といった疾患を防止することにもつながります。一口に「血管を保護する」といっても、その方法はさまざま。自身に合ったアプローチで、血管を守っていく必要があります。

まず、血管の健康状態を把握することから始めましょう。血管の健康状態は、「頸動脈エコー」や「FMD」、「CAVI」といった検査方法で調べることができます。

・頸動脈エコー
頸動脈エコーは、血管の厚さを調べることができる検査です。首の上から特殊な超音波を当てるだけなので、痛みの心配がなく簡単に血管壁の厚さを調べることができます。検査時間も短く、数分程度で終了します。血管壁の厚さは「IMC」と呼ばれ、このIMCの厚さは通常1ミリ未満だとされています。この数値を超えると動脈硬化が疑われるため、専門家に助言を仰ぎましょう。

・FMD
FMD検査では、血管の弾力性(内皮機能)を調べることができます。FDM数値が大きければ大きいほど、弾力性に富んだ柔軟な血管だと考えられています。逆に、FMD数値が小さければ小さいほど血管が傷つき、硬くなっていると考えられます。検査は20分程度で終了します。

・CAVI
血管の硬さ・詰まりを調べることができる検査です。「CAVI」とは、心臓から足首までの大動脈の硬さを表す指標値のこと。動脈硬化が進行しているとCAVI数値が高くなり、9.0を超えると約半数が脳動脈または冠動脈に動脈硬化の症状が発生するという研究結果が報告されています。

こうした検査を上手く組み合わせることで、血管の柔軟性や厚さ、さらには血管年齢を割り出すことができます。

血管を守るためには、適度な運動やバランスのよい食事が不可欠です。特に食事は、日常生活の中でも工夫しやすい項目なのではないでしょうか。血管を保護し、糖尿病や動脈硬化を防ぐために必要な栄養素は以下の通りです。

・オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸には血管の弾力性を高めて血液をサラサラにする作用が期待できます。したがって、動脈硬化を防ぐ作用が期待できます。また、脳の神経伝達物の生産性を高め、脳の老化を防ぐともいわれています。この他、オメガ3脂肪酸にはコレステロール値や中性脂肪の数値を下げたりする効果も期待できます。オメガ3脂肪酸はえごま油やシソ油、青魚などに多く含まれているので、日々の食事に上手に取り入れてみましょう。

・葉酸
葉酸といえば、妊婦さんが行う「妊活」に不可欠な栄養素です。そんな葉酸は、糖尿病や動脈硬化を進行させる成分「ホモシステイン」の代謝に役立つ栄養素だといわれています。葉酸が含まれている食材はほうれん草、牛レバー、焼き海苔、納豆などがあげられます。また、アスパラガスや枝豆といった食材にも多く含まれており、日常の食事に取り入れやすいのが特徴です。これらの食材を使ったメニューを、食卓に並べてみましょう。

これらの食材を上手に取り入れるとともに、食事の味付けにも配慮が必要です。高血圧を予防するため、塩分の多い食事は控えましょう。しょうゆや塩といった調味料を使用する際は、料理に直接かけるのではなく小皿にとってサッと料理をくぐらせて使用するのがおすすめです。料理全体も出来るだけ薄味にして、食べ過ぎないように心掛けることも大切です。

血管を守ることが健康につながる

糖尿病は、血管を弱らせて動脈硬化を引き起こしたり、さまざまな合併症を引き起こす疾患です。血管を守ることは、糖尿病の症状の進行や合併症の防止につながるといえるのです。定期的に血管の検査を行ったり、食事や運動に気を付けたりして健康な血管を保護していきましょう。


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